お風呂での立ちくらみは、身体からの危険信号

「立ちくらみ」を経験するのは、一般的に男性よりも女性のほうが断然に多いのです。
これは、女性の方が体質的に低血圧に陥りやすいためです。
低血圧は、高血圧よりも重症化しない傾向にあるため油断されやすく危険なのです

立ちくらみは、「起立性低血圧」や「眼前暗黒感」などの別名があります。
名称の由来は、その独特の症状が由来となって、イメージしやすいのです。

【立ちくらみって、どんな病気なの?】

脳を正常に動かすための酸素と血液が、なんらかの原因で急激に減少すると起こります。
一種の意識障害で、気を失うこともあります。
発生要因としては、入浴や急激に身体を動かすなどが考えられます。
さらには、椎間板ヘルニアや自律神経失調症が大きな原因であることもあります。

自覚しやすい異常としては、次のようなものがあります。

①スクッと立ち上がろうとしたら、めまいを感じた
②目の前が瞬間的に真っ暗になってしまった
③軽いめまいに、頭痛や吐き気を伴うこともある

軽症の立ちくらみは、ほとんどの場合はお風呂あがりに発生します。
これは、暑いお風呂に入ることを好む人に起こりやすいのです。
軽症なら、しばらく様子を見ていれば視界も回復してバランス感覚も戻ります。
何故だと思いますか?そのことについて、少し詳しく説明しましょう。

一般的に言われるように、美容にも健康にもオススメの半身浴の理想の温度って知っていますか?およそ、38℃~40℃とされています。この範囲なら、じっくり温まるために長湯したほうが良いのです。

しかし、熱い温度を好む人は短時間で温まるために、つい肩までつかってしまう傾向にあります。肩までつかってしまうと、その分だけ水圧がかかり心臓には大変な負担です。それに伴い、血流が著しく悪くなってしまいます。

その状態で急に湯船から立ち上がると、血管の詰まりが一気に解消されます。
結果として、すさまじい早さで血液が下に向かいます。
これが、「起立した時に低血圧になる」原因なのです。

さらに重要なことは、浴室と脱衣所の激しい温度差によるヒートショック現象を避けることです。血圧の急激な上下動によるショックで、意識障害を起こしやすくなってしまいます。意外なほどに、意識障害が原因となる浴室での突然死はとても多いのです。そして、加齢とともに立ちくらみの確率が高くなることも知っておきましょう。

【有効な予防策とは?】

◆半身浴や柑橘系の入浴剤を入れること(保温効果あり)
◆寒風摩擦をしてから、湯船に入る(刺激で血行を促進する)
◆湯船から出る時には、浴槽のふちを持って時間をかけて立ち上がること

【普段からできることは】

規則正しい生活を心がけ、自律神経の正常な働きを維持しましょう。
自律神経が正常に機能していないと、めまいを起こしやすくなります。
血液がドロドロになるのを防止するためにも、ストレッチなどで適度な運動を心がけましょう。

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